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[柳楽優弥]「星になった少年」メイキング感想

最初はDVDレンタルで観たのだけれど、のめりこんだ私は
星になった少年スペシャルエディションをご購入~。
ハマると突っ走るタイプ(笑)

さて、こちらには様々なメイキングやインタビューが入っています。
どうやら、メイキングはどれもフジテレビで放送されたものっぽいけど
4本とも見たことなかった…。結構フジテレビっこなのに。
当時もそれなりに柳楽くんをチェックしてたつもりなのに。
って、スカパー放送のものもあるのね。

ま、そんなことはどうでもいいか。

で、メイキングですが。
柳楽くんが今まで見た中で一番カメラの前で自然だった。
これは嬉しかったなぁ。
あぁー、これこそが「素」の柳楽くんなんだ!って。
タイにきて一番最初に車でぼそっと、でもへへっと笑いながら言った
「そこら辺にゾウが歩いてたらおもしろいっすよね」なんて、
(当時)中三とは思えないぐらいにいい意味で“こども”で
無垢だなーとなごんでしまった。

ゾウに「人見知り」してるのも、上手くいかなくて落ち込んでるのも
ジャングルでのなかなかできない体験や象使いがおもしろくなってきて
目をキラキラさせてるのもどの表情もこちらを飽きさせない!
口にいっぱい頬張ったまま、現地の人のアドバイスに目を剥いて
ウンウン頷いてるのも、もうおかしかわいくて。
しかも弱音吐かないし、言われたことは素直に従う。
最後は「役者だからとか関係なくマジで象が好きになっちゃいました」ですヨ!

もうこのまま「ウルルン」に出ない?と思うくらい(笑)
ホンモノのドキュメンタリーも向いてるかも。

一方で。
インタビューや記者会見系の画像。
もう~、わかっちゃいるのにハラハラ(苦笑)
緊張すんなー、ヘラヘラ笑いするなー、体ゆするなーと今更
画面に念じちゃう。
でもまぁ、いつかこういうのにスラスラ答えるようになったら
その時はその時でちょっと寂しくなるのかもしれない(笑)
とはいえ、やっぱり一般受けはよくないから直して欲しいなぁ…。

ここからまた私の勝手な妄想炸裂だけれど。
おそらく一番最初のカンヌ受賞の会見の時に
相当事務所の人や家族に言われたんじゃないかな。
言葉遣いや言う内容など。
でも、事務所に入って1年にしかならない“こども”にきっとそれは
判断のつかない部分も多くて。
きっと「何をどこまでしゃべればいいんだろう」という戸惑いを
持ちながら、会見やインタビューをしてるんじゃなかろうかと。
うん、そんな想像を勝手にしてます。
カンヌ受賞の時の映像は手元にないんだけど、おぼろげな記憶で言うと
一応思ってることはしゃべってたように思うんだよね。どうなんだろ。
ま、人見知りしぃなのも大きな原因ではあるけどね……。

包帯クラブではどうかな~。
楽しみだけど、多分、観てるこっちは手に汗握りそう……。

拍手[1回]

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[柳楽優弥]「星になった少年」

こちらはDVDでしか鑑賞してません。

当時は、単館上映系の「誰も知らない」からいきなり商業バリバリの映画主演で
びっくりしたのを覚えてます。
そして「いいとも」などに出演しているのをみて
相変わらずテレビの前でほとんどしゃべれないんだなぁ…と
嬉しいようなもどかしいような気持ちで見ていたことも。


さて映画本編。

実話を基にしたストーリーということで、はっきり言って観る前から
話の筋がわかってしまい「感動して泣く」というところまでいかなかった。
一番グッときたのはやっぱりラストの常盤さんが泣くところではあったけれども
うーん、なんか演技&演出が私にはしっくりこなかった。
蒼井優ちゃん演じる女の子とはあそこで初めて会った設定みたいなので
あの場では話だけ聞いて、一人になったところで耐えられなくなって大泣きするとか…。
お葬式では泣きの演技がなかっただけに、いきなり初めての人の前で大泣きする
感じがちょっとスルっと入らなかったのです。私の中では。
後、予告で観ちゃったのもあるかもなぁ…。

そしてその蒼井優ちゃんの存在も中途半端だった。
あ、これは優ちゃんのせいではなく、脚本のせいだけど。
出会ってから仲良くなるまでが強引なんだよね。
優ちゃんかわいいのにもったいない……。

でも、「象使いになる少年成長物語」としては結構できてたんじゃないかなぁと思う。
っていうか、本人がリアルに成長してるからなぁ~(笑)
やっぱり子どもと動物には敵わないってヤツですね、まさに。

その辺は亀山さんの目のつけどころがうまかったんだろうなと。
おそらく亀山さんも彼が「才能はあるけど、技術はない」ことをわかっていて、
だから演技よりも動きで見せる、動物と一緒に魅せる、なおかつ柳楽くんを
象使いにさせていくその過程をある意味ドキュメンタリーとして撮っていくことによって
フォローしようと思ったんだと思う。(勝手な妄想だけど)
柳楽くんにとってはそのドキュメンタリーな部分が「誰も知らない」に通じるところもあって
やりやすかったんじゃないのかな。
(実際、柳楽くんはシュガスパのインタビュー等で盛んに
「『誰も知らない』は是枝監督がうまく撮ってくれただけだし、『星になった少年』は
象と慣れることが先だった。シュガスパが初めて演技で勝負になって不安だった」と
語っている)

そして、それは成功していると思う。
彼が象に驚き、近づき、慣れていくその様は彼独特の存在感とリアル感をもって
わたしを惹きつける。
例えところどころ棒読みに聞こえても、彼が見せる「素に見える」(けど、当然のことながら
素ではない)表情の演技と嘘のない動きが帳消しにしてくれる。

素に見える表情と嘘のない動き。
同世代の子と何が違うんだろう、と考えて気づいた。
彼のすごいところは「いいところを見せよう」と思ってないところなのだ、と。
ただ、その役として生きているから、そんなことは思わないのだ、と。

中高生の時期ってある意味自意識過剰で「かっこよく見せたい」と思うはずなのに
彼はその「かっこよく見せられる最高の場」であるはずのスクリーンで
脱力するぐらいフツーに存在している。
食事のシーンなんかまさにそう。カメラがあるなんて思ってないぐらいフツーに食べてる。
あんまり行儀よくないところを含めて(笑)
「役作り」をした上で食べてるというのでもなく、「哲夢くんとして」フツーに食べてる。
夏木さんがいった「ドキュメンタリーな演技。その役になるのではなく、生きている」っていう
感覚がおそらくそれなんだろうと思う。
こういうのを観る度に私の中で心地いい衝撃が走るのだ。

そうそう「素に見える」けれど素じゃない、っていうのは
あのイモリ(?)食事シーンでもわかる。
嬉々として食べているけど、「何回も食べたくないから1回で終わるように頑張った」って
言ってた(笑)
それを知って観てたけど、やっぱりおいしそうに食べてるように見えた。
うん、根性ある子や(笑)
※…と思ったらその後入手した本によると「食べるところには鶏肉をつめてた」らしい…
おいおい、私の誉めはなんだったんだ(汗)
でも、なかなかカットの声がかからず結局そうじゃない部分も食べたらしいけどね。


カンヌ受賞後、まだ中学生……と色々と微妙な時期に選んだ作品だけれど、
結果的に(映画としての出来は別として)アタリだったように思う。
見知らぬ土地・人・食事・そして象使い、おそらく演技以外にも彼に与えたものは
大きいと思うから。

最初にこれを企画したであろう亀山さん、
カンヌ後をこれにしようと決めてくれた事務所さん、ありがとうございます。

となぜか礼を言いたくなる私。

拍手[3回]

[柳楽優弥]シュガー&スパイス 風味絶佳(映画館感想・全体版)

今度こそ、映画の感想を。
もちろんこちらもネタバレ全開で。
ちなみに原作は現時点では未読です。

映画を観る前にちらっと前評判チェックをしたんだけど、これがまぁ
見事に評価真っ二つ。

さぁ、どうかなと思ったんだけど、私は全然アリでした。
でも評価が分かれるのもわかるなと。

決して「おしゃれな恋愛映画」ではないんですよね。
ものすごくリアルな男の子の恋愛成長ストーリー。
だから、こういう不器用な恋愛をしたことある男性諸君はグッとハマると思うし、
そういう不器用な少年の成長を見守るのが好きな女性陣もグッときちゃうと思う。←これ私(笑)
でも、そこがツボじゃないと「なんでその辺にいくらでもありそうな話をわざわざ
映画で観なきゃいけないんだ」となっちゃう。

そう本当に身近にありそうなお話。
それだけに、時々「シュガー&スパイス」の意味を取り違えて「結局金持ちの男を選んだんだろ?
サイテーな女」なんて感想を読むと「あーほんとにわかってない男の子(人?)いるんだなぁ」と
しみじみしてしまう。(女の子でもそういう感想あるよなぁ)

雨のシーン。
彼女が言ってたセリフがキーなんじゃないかなぁ。

「なんで先に帰っちゃうの?なんで何にも言わないの?」
(見てから数日経ってるので言い回しちょっと違うかもしれない)

志郎は元彼と彼女の話のジャマになる…と「そっと扱って」離れてしまった。
でも彼女はあそこで「用が終わったなら帰るぞ」と言って欲しかった。
それが志郎に足りなかったスパイス。

元彼は(あのやり方は乱暴でよくないけれど)無理矢理でもコンタクトをとって
「おれじゃなきゃだめだ」と言った。
志郎は待つだけだった。

その差なのだ。
元彼がお金持ちとか、医大生とかは関係ない。

私自身は、一つの恋が気持ちの中でも決着しないと次にいけないから
こういう事態にはならないけれど、それでも乃里子の気持ちはすごくわかる。
(ただし、元彼の人物像が魅力的じゃなかったので、なぜそれほどまでに
惚れるのか、という部分が説得力なかったけど)

でもね。
そういう乃里子の気持ちもすごくよくわかった上で
スパイス(わかりやすく言ってしまえばちょっとした押しの強さ)が恋愛には必要だよねという
映画の趣旨もすごくわかった上で
最後にグランマに「女の子はね。シュガー&スパイス。甘いだけじゃだめなんだよ」と
言われている志郎に
「それはそうなんだけど。でもシュガーな志郎をいいと言ってくれる人だっているんだよ。
だから君はそのままでいいんだよ」
と声をかけたくなってしまった。

「シュガー&スパイス」を持っている男の人の方がモテると思う。
でもシュガーなだけの男の人を好きだという女の人はいるし、そういう人の方が
結婚はうまくいくような気がするし(笑)


最後に演出について。ダメ出し多し。

画はすごくキレイだったと思う。
富士山も、富士山を見るための冬の草むらも。
バーも米軍基地のそばに“ありそうな”感じが出ていたし。

ストーリーとして、最初の1/3はギャグ、次の1/3がラブモード、最後の1/3が悲しみモードと
ぱっきり分かれてるような印象があったけれど、もうちょっと全体のトーンを一定にしても
よかったかなーと思う。(ちなみにマッスルの吹き替えだけは本当にいらないよ……)
じゃないと、テンションが下降曲線描いちゃって、退屈に思う人が出てきちゃうから。

それからナレーションがしつこい部分があった。
もっとシンプルでもちゃんと観客はわかるのにもったいない。

そして本当に残念なのが、ラスト。
これももっと「予感」レベルで充分観客に伝わるのに、
バスでよろける演出を見た瞬間アチャーと脱力してしまいました……。
キャラメル拾って渡すところまででよかったのに。

ダメ出しで終わるのもなんなので、いいなと思った演出。
これはもう、車と自転車。
柳楽くん版感想にも書いたけど、10代の2歳差って大きくて。
それが例えば免許を持ってるかどうかだったりする。
志郎にとっては友達を助ける時も、彼女とのデートの時も、いつも自転車。
一方で元彼はいつでも車なのだ。
そして、彼女との最後。
彼女は元彼の車に乗って去り、それを志郎は自転車で疾走し追いかけ、
そして追いつけずに終わりを迎える。
その後、志郎はガスステーションで働き続けながら、最後は免許を取りに行く。
おそらくこの自転車と車はかなり意図的に使っているんじゃないかと思う。
子供から大人への成長の象徴として。

きっとバスの中で出会った女の子とは車でドライブに行くようになるんだろうな。

私は自転車で疾走している志郎が好きだけれど(笑)
(〆が萌え感想で自分にがっかり)

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[柳楽優弥]シュガー&スパイス 風味絶佳(映画館感想・柳楽くん版)

映画の感想を書こうと思ったのだけれど、言いたいことがまとまらないので、
まずは柳楽くんのみを語ろうかと。
ネタバレ全開ですので、未見の方はご注意を。

シュガー&スパイス 風味絶佳

柳楽くんの演技は本当に独特。
それは全て良くも悪くも「誰も知らない」で培われたんだろうけど。
夏木マリさんが「ドキュメンタリーのような芝居をする」って言ってたけど、
まさにそう。

芝居でああいうボソボソしゃべりって本当はいけないんだろうけど、
それによって思春期の不器用さがすごくリアルに出ていた。
声張るだけがいい芝居じゃない、と教えられたような気分。

でも一方でやっぱり15歳が17歳役をやるっていうのは結構無理があったかなと。
この年代で2歳の差は大きい。
「彼女が僕の全てになった」というセリフが、いまいち彼の演技に説得力がないので
響いてこない。
おそらく彼自身がそこまでの恋をしたことがないんじゃないかなぁ。

ただ、ラストの疾走&金網シーンは前作まででは考えられないような演技を見せてくれて
彼がまさしく「幼虫からカブトムシ」になったんだと別の意味で感動してしまった(笑)
いやもちろん、ストーリーとしても一番グッときたんだけど。

それから、今回初めて彼のコミカルな演技を見たんだけど、ウマイ!
ロッカーでの空周りレコードトークとか、コケとかセンスあるとみた。
もっとああいうキャラを前面に出したキャラクターを見たいなと思うほど。
ロッカーシーンはどれも秀逸で(パンフを見ると、雨のシーン後にガスステーションシーンを
やったようなので、それのせいかも)、ロッカーにキスしようとする顔は
全編の中で一番「恋してる男の子」の顔をしてたように思う。

あの独特のボソボソしゃべりのために棒読みに聞こえる部分は否めない。
「え?」と驚いて聞き返す表情も(かわいいけど)ワンパターンでもうちょっと
幅が欲しいなとも思う。
それでも。
それでも、それにも増して今の他の10代俳優にはない演技を見せてくれる可能性に
賭けたくなる。

彼の生涯にはきっと「カンヌ受賞」がずっとついてまわる。
それはつまり他の俳優より潰れてしまう確率を高くしている。
でも、それに潰されず私たちにその成長を見せて欲しいと思う。

拍手[2回]

柳楽優弥を一人勝手に熱く語るの巻

2年前。
ずっと観たいと思ってた「誰も知らない」をDVDで観てガツンときた。
柳楽優弥の存在に。
もちろん、演技部分は監督の手法の貢献が大。
でも、強力な目力とその強い存在感は紛れもなく彼の「才能(タレント)」だった。


それだけにずっとその後が気になる俳優になった。
「才能(タレント)」は持っていても「技術(スキル)」がない状態で
世界中の俳優が欲しがる賞をもらってしまった彼。

---どうか色々なものに潰されませんように。
---どうか「賞をもらわなければ」と思うような人生になりませんように。

心でちょっと気にかけつつ、やはり色々なところで聞こえくる評判や
映画の宣伝などでちらっと出てくる「演技をしている彼」を見たりすると
その後の出演作を観る勇気をなくしてしまっていた。


が。


今年に入って「包帯クラブ」の記事で

台本にびっちり書き込み、演じる役になりきって町を歩いた

という部分を読んだ時、「あ、待っていた時がきた」と思って、
急いで「星になった少年」をDVDで見て、
そして先日「風味絶佳」を上映していた映画館をたまたま見つけて
フィルムで観てきた。

やっぱりセリフが追いついていない部分はある。
でも多感な10代を4年過ぎても、他の誰にも真似できない存在感は
そのままあった。

そして。
映画のパンフを読んだ時に「あぁ、やっぱりずっと見ていきたい俳優だな」と思えた。

そのパンフには

今の自分が「幼虫がカブトムシになったくらい」と例え、
「目標は死ぬまでに超大型のカブトムシのヘラクレスオオカブトになること」

と書いてあった。
自分の位置をちゃんと把握してるし、目標もちゃんと持ってるし
何より例えがいいなぁって。
こんな例えしてる俳優さん知らないよ(笑)

だからファンの一人としてもう少し強気な願い事をしたいと思う。
---いつかヘラクレスオオカブトムシになれますように


でも、やっぱり色々心配なんだけどね、彼。

次回はちゃんと映画を語ります。

拍手[5回]

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