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柳楽優弥を一人勝手に熱く語るの巻

2年前。
ずっと観たいと思ってた「誰も知らない」をDVDで観てガツンときた。
柳楽優弥の存在に。
もちろん、演技部分は監督の手法の貢献が大。
でも、強力な目力とその強い存在感は紛れもなく彼の「才能(タレント)」だった。


それだけにずっとその後が気になる俳優になった。
「才能(タレント)」は持っていても「技術(スキル)」がない状態で
世界中の俳優が欲しがる賞をもらってしまった彼。

---どうか色々なものに潰されませんように。
---どうか「賞をもらわなければ」と思うような人生になりませんように。

心でちょっと気にかけつつ、やはり色々なところで聞こえくる評判や
映画の宣伝などでちらっと出てくる「演技をしている彼」を見たりすると
その後の出演作を観る勇気をなくしてしまっていた。


が。


今年に入って「包帯クラブ」の記事

台本にびっちり書き込み、演じる役になりきって町を歩いた

という部分を読んだ時、「あ、待っていた時がきた」と思って、
急いで「星になった少年」をDVDで見て、
そして先日「風味絶佳」を上映していた映画館をたまたま見つけて
フィルムで観てきた。

やっぱりセリフが追いついていない部分はある。
でも多感な10代を4年過ぎても、他の誰にも真似できない存在感は
そのままあった。

そして。
映画のパンフを読んだ時に「あぁ、やっぱりずっと見ていきたい俳優だな」と思えた。

そのパンフには

今の自分が「幼虫がカブトムシになったくらい」と例え、
「目標は死ぬまでに超大型のカブトムシのヘラクレスオオカブトになること」

と書いてあった。
自分の位置をちゃんと把握してるし、目標もちゃんと持ってるし
何より例えがいいなぁって。
こんな例えしてる俳優さん知らないよ(笑)

だからファンの一人としてもう少し強気な願い事をしたいと思う。
---いつかヘラクレスオオカブトムシになれますように


でも、やっぱり色々心配なんだけどね、彼。

次回はちゃんと映画を語ります。

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